AIボット体験記の第1話・第2話で、Hyperliquidという名前が出てきました。
私自身も最初から詳しかったわけではありません。
「手数料が安いらしい」
「PerpDEXでよく名前を見る」
「testnetがあるから、ボットの練習に使えそう」
最初はそのくらいの理解でした。
この記事では、Hyperliquidを「これから触るかもしれない初心者」向けに、できるだけかみ砕いて整理します。
⚠ 先に注意
この記事はHyperliquidの使い方を理解するための学習メモです。投資助言や売買推奨ではありません。暗号資産や無期限先物は大きな損失が出る可能性があります。実際に使う場合は、必ず公式情報を確認し、余剰資金の範囲で判断してください。
Hyperliquidとは?
Hyperliquidは、暗号資産の取引に使われるサービスです。
特に、無期限先物(perpetuals)と呼ばれる取引で名前を見かけることが多いです。
無期限先物という言葉だけで、すでに少し身構えます。
ものすごくざっくり言うと、現物のコインをそのまま買うというより、価格の上げ下げに対してポジションを持つタイプの取引です。
公式ドキュメントでも、perpetual contractsではUSDCを担保として使い、トークンそのものを買うのではなくロング・ショートのポジションを持つ説明がされています。
ここで大事なのは、初心者がいきなり本番資金を入れて試す場所ではない、ということです。
AIボット体験記でHyperliquidを候補にした理由
私がHyperliquidを候補にした理由は、主に3つです。
1つ目は、XなどでPerpDEX関連の情報を見ていて、名前を何度か見かけていたこと。
2つ目は、手数料が安いという話を見た記憶があったこと。
3つ目は、testnetがあることです。
AIに取引ボットを作らせるなら、いきなり本番で動かすのは危険です。
まずはテスト環境で、残高が見えるか、注文の前段階が動くか、ログが残るかを確認したい。
その意味で、testnetがあるのは大きなポイントでした。
登録・接続のざっくり流れ
Hyperliquid公式ドキュメントでは、利用方法として通常のDeFiウォレットを使う方法と、メールアドレスでログインする方法が説明されています。
DeFiウォレットを使う場合の流れは、ざっくり次のような形です。
- EVM対応ウォレットを用意する
- Hyperliquidの画面でウォレットを接続する
Enable Tradingを押して、ウォレット側で署名する- 必要な資金を入金する
- 取引できる状態になる
ここで勘違いしやすいのは、ウォレットを接続しただけでは、まだ何かを買ったり入金したりしたわけではない、という点です。
接続、署名、入金、注文は、それぞれ別の操作です。
初心者ほど、ここをまとめて「登録した」と考えてしまいがちです。私もそうでした。
testnetとは?
testnetは、練習用の環境です。
本番そっくりの画面やAPIを使いながら、本物のお金ではなくテスト用の通貨で試せます。
AI取引ボットを作る場合、いきなり本番資金を動かす前に、最低でも次の確認は必要です。
- プログラムから残高が見えるか
- 注文を出す前の条件判定が動くか
- ログが残るか
- 間違った設定で暴走しないか
- 本番とtestnetで仕様が違う部分がないか
体験記第2話では、まさにこの「残高が見えるか」でつまずきました。
画面にはテスト用USDCがあるのに、プログラムから見ると見えない。
この時点で、まだ取引手法どころではありません。
ここでさらにややこしいのが、testnetのFaucetやAPI walletまわりです。
Hyperliquidの公式ドキュメントでは、testnetのFaucetは本番環境で同じアドレスにUSDCを入金していることが条件になる場合がある、と説明されています。
また、API walletは取引用の署名に使うためのもので、残高を見るときの「口座そのもののアドレス」とは分けて考える必要があります。
公式APIドキュメントでも、API walletで残高系の情報を問い合わせると空の結果になることがあるため、実際の口座アドレスを使うよう注意されています。
つまり、初心者がつまずきやすいポイントは「資金がない」だけではなく、どのアドレスを見ているのかが違うという可能性もある、ということです。
AIに任せる前に確認したいこと
AIに「Hyperliquidで取引ボットを作って」と頼む前に、最低限チェックしたいことがあります。
- 本番環境なのかtestnetなのか
- API walletや秘密鍵をどこに保存するのか
- 残高確認に使っているアドレスが正しいか
- AIに秘密鍵を見せていないか
- 最大損失をどう制限するのか
- 注文前に人間が確認する仕組みがあるか
- ログを見て、何が起きたか追えるか
AIはコードを書けます。
でも、資金を守る責任までは持ってくれません。
「動くコード」と「安全に使える仕組み」は別物です。
招待リンクについて
この記事では、Hyperliquidの招待リンクは載せていません。
理由は、現在サイトがAdSense審査中であり、暗号資産関連の記事では、読者を急いで登録へ誘導するより、まず仕組みとリスクを理解してもらう方が大事だと考えているためです。
将来的に掲載する場合も、PR表記、リスク説明、公式情報の確認をセットにします。
公式リンク
- Hyperliquid公式Docs: https://hyperliquid.gitbook.io/hyperliquid-docs
- How to start trading: https://hyperliquid.gitbook.io/hyperliquid-docs/onboarding/how-to-start-trading
- API Docs: https://hyperliquid.gitbook.io/hyperliquid-docs/for-developers/api
- Testnet Faucet: https://app.hyperliquid-testnet.xyz/drip
まとめ
Hyperliquidは、AI取引ボットの実験先として名前が出やすいサービスです。
ただし、初心者が最初に見るべきなのは「どうやって稼ぐか」ではなく、「どこまでが接続で、どこからが入金で、どこからが注文なのか」です。
特にAIに任せる場合は、testnetで小さく試し、ログを残し、危ない操作を本番に持ち込まないことが大切です。
AIボット体験記では、このHyperliquidのtestnetを使いながら、実際にどこでつまずいたのかを正直に記録していきます。


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