AIを使ってみたいけれど、何を作ればよいか迷う。そんなときは、架空のお店の告知文を一つ作ってみましょう。AIへの依頼、出力の確認、自分での修正、完成版の保存までを練習できます。
今回作るのは、文具店のノート特集を知らせる短い文章です。完成の目印は、元の条件と照合できる文章と、直した理由が手元に残ること。7日間は作業を分ける一例で、必要時間や収益を保証するものではありません。
題材と作例はこの記事の説明用に作成した架空の内容です。実在のお店の依頼、受注実績、AIツールでの実測結果ではありません。公開する場合も「架空の店舗を題材にした練習作品」と明記してください。
1日目 入力する条件を一つのメモにする
まず、次の条件をメモにコピーします。実在のお客さまの氏名や連絡先、公開前の資料は使いません。分からないことは足さず、「未確認」として残すのが基本です。
| 項目 | 今回の架空の条件 |
|---|---|
| 店と企画 | こもれび文具店のノート特集 |
| 商品と価格 | A5横罫ノート。青・緑・白の3色。各180円(税込) |
| 期間と時間 | 2026年10月10日〜12日。10時〜18時 |
| 販売条件 | 店頭販売のみ。予約・配送は不可。割引なし |
| 伝える相手 | 普段使いのノートを探している人 |
| 加えない情報 | 住所、在庫数、人気順位、口コミ、売上、効果の保証 |
2日目 条件を添えてAIに下書きを頼む
使い慣れたAIのチャットに、次の依頼文と上の条件を貼り付けます。画面や料金はサービスごとに違います。利用中のプランを確かめ、追加費用のかかる操作は選ばずに進めてください。
次の条件だけを使って、文具店のノート特集を知らせる短い告知文を1案作ってください。読者は普段使いのノートを探している人です。商品、税込価格、期間、営業時間、販売条件を残してください。書かれていない実績や割引は加えないでください。不明点は本文と分けて示してください。これは架空の題材による練習です。投稿は実行しないでください。
続けて「1日目の条件」を貼り付けてください。
依頼文と最初の回答は、修正する前に保存します。同じ指示でも毎回同じ回答になるとは限りません。
3日目 追加された情報と抜けた条件を探す
AIの文章を、1日目のメモと一文ずつ見比べます。読みやすさだけで採用を決めず、価格や日付の間違い、勝手に加わった宣伝文句、抜けた条件に印を付けましょう。
次は確認方法を説明するために作った不採用例です。実際にAIが出した回答ではありません。
「大人気のノートが今だけ180円!10月10日から12日まで、こもれび文具店で販売。なくなる前に、オンラインでご予約ください。」
| 気になる箇所 | 元の条件との違い | 直し方 |
|---|---|---|
| 大人気/今だけ | 人気や期間限定価格の情報はない | 評価や値引きの印象を足さない |
| 180円 | 税込かどうかが抜けている | 各180円(税込)と明記する |
| オンラインで予約 | 予約は不可、店頭販売のみ | 店頭販売のみと記載する |
| 商品と時間 | A5横罫、色、営業時間が抜けた | 元の条件を戻す |
修正をAIに頼むなら、次のように範囲を絞ります。
「大人気」「今だけ」「オンラインで予約」を削除してください。A5横罫、青・緑・白、各180円(税込)、2026年10月10日〜12日、10時〜18時、店頭販売のみ、予約・配送不可を残してください。新しい情報は追加しないでください。
4日目 自分で整えて完成案を作る
次は、元の条件に合わせて編集した完成見本です。この記事のために書いた作例で、実店舗の告知や測定済みの集客事例ではありません。
架空の店舗を題材にした練習作品
こもれび文具店のノート特集
A5横罫ノートは、青・緑・白の3色。各180円(税込)です。
2026年10月10日〜12日の10時〜18時に店頭で販売します。
店頭販売のみで、予約・配送は受け付けていません。
この見本では、元の条件にない人気や希少性を削り、商品と販売条件を読み取れる順に並べました。割引があるとは書いていないため、通常の価格として読めます。
5日目 完成版と修正の理由を保存する
「入力条件」「最初の回答」「完成版」「修正した点」の四つを一つの文書に保存します。完成版をスマートフォンでも開き、価格、日付、販売条件が読み飛ばされないか確認してください。読みにくければ文を短くするか改行を調整します。
この練習では保存できれば十分です。公開を選ぶ場合は、作品の冒頭にも架空の練習作品と明記し、実在の店舗名・ロゴ・写真に置き換えないでください。作例に架空の反応数や受注実績を付けないようにします。
6日目 できたことと作業時間を記録する
下の項目が確認できれば、今回の練習作品は完成です。一つでも未確認なら、その箇所だけ元の条件へ戻って直しましょう。速く終わることより、何を確かめたか説明できることを目標にします。
- □ 商品、色、税込価格、日付、営業時間が入力条件と一致した
- □ 店頭販売のみ、予約・配送不可が読み取れる
- □ 人気、値引き、在庫、売上などの情報を勝手に加えていない
- □ 架空の練習作品であることが作品を見た人にも分かる
- □ 入力条件、最初の回答、完成版、修正理由を保存した
- □ スマートフォンでも重要な条件が読める
次の表は自分で記入する記録欄です。数字は実際に作業した後に入れます。途中で休んだ時間は除き、AIの回答待ちは別に残すと振り返りやすくなります。
| 日 | 主な作業 | 手を動かした時間 | 回答待ち |
|---|---|---|---|
| 1 | 入力条件の準備 | __分 | __分 |
| 2 | 依頼と最初の回答の保存 | __分 | __分 |
| 3 | 条件の照合と修正依頼 | __分 | __分 |
| 4 | 完成案の編集 | __分 | __分 |
| 5 | 保存とスマートフォン確認 | __分 | __分 |
| 6 | 最終確認と記録 | __分 | __分 |
| 7 | 振り返りと次の課題決め | __分 | __分 |
| 合計 | __分 | __分 | |
使用したサービス・モデル表示:____ 実施日:____
利用プラン:____ 今回新たに支払った費用:____円
既存の月額料金:____円/月 その他の費用と内容:____
確認できない料金・モデル名は「未確認」と記録します。
追加支払いが0円でも、有料プランを使った場合は月額料金を併記します。この記録だけで「無料でできた」「何倍速くなった」とは判断できません。
7日目 次に練習することを一つ決める
一番直すのに時間がかかった箇所を選びます。条件が抜けたなら、次回は依頼文の必須項目を分ける。文章が長すぎたなら、残す情報を指定して短くする。画像も作りたいなら、今回の完成文を使ってバナーを一枚作ります。
実際の仕事に進む前には、依頼者が求める成果物、締切、修正回数、料金、素材の利用権、AI利用の可否を確認してください。この練習だけでは、受注できるか、どれだけ収益になるかは分かりません。まずは今回の作品と修正理由を、自分で説明できる状態にしましょう。


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