【AIサイト制作体験記 第6話】241ページを調べても、実際のゲーム画面と数字が合わなかった

AIサイト制作体験記 第6話 241ページを読んでも実機と数字が合わない AIサイト制作体験記

前回(第5話)は、造語の定義をAIと共有できていなかった話でした。

言葉は整理できました。残るは数字です。241ページも突き合わせたのだから、さすがにもう固いだろう。

そう思っていたところに、こんな連絡が届きました。

パッシブモードの花粉の消費量が、アップデートで変わっているようです

🍯 この体験記について

AIを使って実際にサイトを作り、公開し、間違いを見つけて直していった記録です。公式を責める話ではありません。資料と実物がずれることは、動いているサービスでは起こります。

📋 今回の実施記録

実施日: 2026年7月30日
環境: Claude Code、原文のハッシュ比較、運営者提供の実機スクリーンショット
所要時間: 正確な作業時間は未記録
追加費用: 0円(契約済みのAI利用料を除く)
結果: 原文と実装の差を確認し、実機の値へ更新
記録の再確認日: 2026年8月3日

まず、原文が更新されたのかを調べた

最初にやったのは、原文の確認です。

第3話で、各ページの「指紋」にあたる値(SHA-256)を保存してあると書きました。あれがここで効きます。フランス語版141ページと英語版100ページをもう一度取り直して、前回の値と比べれば、更新されたページが機械的に分かります。

結果は、こうでした。

該当ページに、実質的な変更はありませんでした。

差分が出たページも8つほどありましたが、中身を見ると記号の書き出し方が揺れているだけで、内容は同じ。資料を作っている道具の癖のようなものです。

つまり、原文は変わっていない。でも、実際のアプリは変わっている。

ホワイトペーパーが、実装に追いついていなかったわけです。

実際の画面を見たら、考え方ごと変わっていた

こうなると、確認先はひとつしかありません。実際のゲーム画面です。

送ってもらったスクリーンショットには、こう表示されていました。

花粉を使わない    → 取り分 15〜40%
花粉 315 を使う   → 取り分 70%
花粉 450 を使う   → 取り分 100%

この画面は、エネルギーを45持っている状態のものです。ここで、私はようやく気づきました。

315 ÷ 45 = 7。450 ÷ 45 = 10。

割り切れます。つまり、消費量は「常に◯◯」という固定の数字ではなく、持っているエネルギー1つあたり7、または10という計算に変わっていたのです。

資料には、固定の数字として書かれていました。考え方そのものが変わっていたので、資料の数字をいくら見比べても、実際の画面とは合わなかったわけです。

ついでに、取り分の下限も資料の記載と違っていました。

このサイトには、実際の画面を載せ、資料のほうが古い仕様のままであることも明記しました。読む人が「どっちが本当なの」と迷わないようにするためです。

公式文書と実際のゲーム画面の違いを確認するミツバチ
公式文書の記載と実際のゲーム画面を見比べた場面

同じ日に、表示のバグも見つかった

この日は、もうひとつ発見がありました。今度は完全に、こちら側の問題です。

私のサイトの本文に、アスタリスク(**)がそのまま表示されている箇所がありました。

太字にするための記号が、太字にならずに、記号のまま出てしまっていたのです。

原因は、日本語の文章で起きやすいものでした。閉じる記号の直前が「。」「)」「%」のような文字だと、文章を組み立てる仕組みの規則上、太字として閉じられないことがあります。英語文では同じ条件になりにくく、見落としていました。

そして、いちばんまずかったのが、どこで起きていたかです。

免責事項とよくある質問。つまり、いちばん正確に読んでほしい文章でした。

さらに情けない話が続きます。最初に調べたときは7件見つけて「全部直しました」と報告したのですが、そのときの探し方が甘く、実際には20種類23箇所ありました。探す条件から一部が漏れていたのです。

そこで、探し方そのものを変えました。書きかけの原稿ではなく、できあがったページのほうを機械で走査するやり方に切り替え、確認用の小さなプログラムとして残しました。以後は毎回これを通します。

今回の学び: 原文・実機・運営を使い分ける

📝 今回の学び

公式資料は大事な土台です。ただ、それだけを唯一の正解にすると、動いているサービスでは追いつけません。

数値の定義や設計は原文で確認する。今どう動いているかは実機で確認する。どちらでも分からないことは運営に聞く。この3つを使い分けるルールを、ここで決めました。

資料と実物がずれることは分かりました。人間の確認も入るようになりました。

ところが、まだ終わりではありませんでした。次に出てきたのは、資料でも実機でもなく、AI自身が作っていた説明の問題です。

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