【AIゲーム制作体験記 第6話】塔はまだ作らないと言ったのに、塔が立った

AIゲーム制作体験記 第6話 まだ作らないはずの塔が立つ AIゲーム制作体験記

前回(第5話)は、仮素材のはずが、勝手に世界観が生えてきた話でした。

可愛い村に、塔と侵食。世界観が固まってくると、私はどうしても、あるものを作りたくなってきます。

そう、塔です。第2話で、はっきり「まだ作らない」と決めていた、あの塔。

🌱 この体験記について

AIと一緒に、何もないところから村づくりゲームを作っていく制作途中の記録です。まだ制作の途中で、「完成」ではありません。小さく始めたものが、どう広がっていくかを見てもらう回です。

「まだ作らない」と決めていたもの

第2話をふり返ると、最初のMVPでは、あえて作らないものを決めていました。

セーブ、塔、戦闘、旅人、建築。これらは全部あとまわし、まずは「村人が木を切って運ぶ」だけ、と割り切ったのです。

この割り切りは正解でした。おかげで、迷わず最初の一歩を踏み出せました。

でも、村が動き始めると、人間は欲張りになります。

村が動くと、「村の目的」がほしくなる

木を切り、家を建て、畑を作り、ぬいぐるみを育てる。村はどんどん賑やかになっていきました。

すると、こう思い始めるのです。「この村、いったい何を目指しているんだろう?」

ただ暮らしているだけでは、少しさびしい。村に、目的や物語がほしくなる。

そこで、前回決めた世界観がつながってきます。可愛い村に現れる、不穏な「塔」。あの塔を、村の目的にすればいいのでは。

こんな流れでした(イメージです)。

こんな感じの流れ(イメージ)

私: 村はできてきたけど、これ、何を目指すゲームなんだろう……。
ひらめき: そうだ、塔を立てよう。村を育てて、塔に挑む。それが目的になる。

「まだ作らない」と言っていたはずの塔が、こうして、あっさり立ってしまいました。

【画像候補: 可愛い村のむこうに、不穏な塔がそびえ立つイメージ】

気づけば、ずいぶん大きなゲームになっていた

塔ができると、そこから先は雪だるま式でした。

塔に挑むなら、戦う仲間がいる。仲間には、装備がいる。装備を作る鍛冶屋も、傷ついた仲間を治したり育てたりする場所もいる。ひとつ足すと、それに必要なものが2つ3つと生えてくるのです。

たとえば、こんな具合に広がっていきました。

  • 村人の中から仲間を選んで、パーティー(少人数のチーム)を組む
  • 塔の中では、仲間が自動で戦う
  • 塔で手に入れた「設計図」を村へ持ち帰ると、新しい装備が作れるようになる
  • 先の階に何がいるか、あらかじめのぞける「偵察」の仕組みもほしくなる

面白いのは、塔で拾った設計図が、その場では使えず、村へ「持ち帰って初めて」役に立つ、という点です。冒険と村づくりが、こうしてつながっていきました。

いまのゲームは、最初の「木を切るだけ」から、ずいぶん遠くまで来ました。村づくりに加えて、仲間を編成して塔に挑む冒険、装備、そしてボスまで。README上では、かなり大きなゲームに育っています。

ここまで大きくなると、うれしさ半分、こわさ半分です。作りたいものが増えるのは楽しい。でも、部品が増えるほど、どこかを直すと別のどこかが動かなくなる、という心配も出てきます。

だからこそ、第4話で書いたREADMEのような「記録」が、いよいよ効いてきます。何を作って、何がまだで、どこが不安定なのか。広がれば広がるほど、それを書き留めておかないと、自分でも迷子になります。

⚠ 正直に書いておくと

これは「完成した」という話ではありません。まだ制作の途中で、直すところもたくさんあります。ここで伝えたいのは、「小さく始めたものが、動かすうちに大きく育っていった」という過程そのものです。

今回の学び: 小さく始めて、広がりは記録しながら管理する

📝 今回の学び

MVPは、小さく始めるための道具です。でも、動くものができると、「次はこれもほしい」という目的が、自然にわいてきます。この広がり自体は、悪いことではありません。

大事なのは、広がっていく中身を、記録しながら管理すること。第4話のREADMEの話が、ここでも効いてきます。小さく始めて、大きく育て、そのすべてを記録に残す。AIと作るゲームは、この繰り返しでした。

「木を切るだけ」から始まった村に、いつの間にか塔が立ち、冒険が生まれた。

もちろん、大きくなればなるほど、壊れやすくもなります。次回からは、そのゲームがきちんと動くのか。AIと一緒に、テストと実機プレイで確かめていく話に入っていきます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました